『BORUTO -ボルト- 蒼き渦の二章』第22話「ジュラ」は、冒頭から緊迫した場面が満載です。ミツキはアラヤにリュウの「茨魂球」の回収を依頼し、残りの爪牙と対峙します。一方、ジュラは敵の一人から姿を現し、倒した仲間のアーティファクト回収を顧みず、風の国へと進軍します。彼の最優先事項はボルトの居場所を見つけることです。
先に倒されたマツリが、いばらの魂の球根へと変身し始める。その時、ミニ尾獣爆弾がボルトと木ノ葉丸の近くに着地する。素早く反応したボルトは周囲の岩に手裏剣を投げつけ、木ノ葉丸にマツリの球根を集めるよう命じ、砂忍との合流地点を確保する。
直後、ジュラが二人に迫る。ボルトは木ノ葉丸を掴み、戦場から投げ飛ばして逃走を図る。味方の安全を確保したボルトは、敵に全神経を集中させる。ジュラの背中に螺旋丸を投げつけ攻撃を開始するが、ミニ尾獣爆弾で反撃し、その脅威を露呈させる。
ボルトは不平等な戦いで運命に逆らう
対峙が激化する中、果心居士とエイダはボルトの生存の可能性を観察し、話し合う。エイダにとって、ボルトはこれまで示してきた粘り強さにもかかわらず、不利な状況にある。彼の瞬間移動能力はチャクラの刻印された物体を見つけるのに時間がかかるが、ジュラの絶え間ない攻撃を考えると不可能だ。エイダによると、ボルトは仲間が撤退する時間を稼ごうとしているだけだという。
ジュラが明確な使命を帯びてここに来たと明かすと、緊張が高まる。それはボルトを殺すことだった。神樹によれば、ボルトは彼らの計画を知りすぎており、排除しなければならないという。ジュラは内省的な表情で、愛とは何かを問いかける。彼にとって、愛という感情は人間の致命的な弱点であり、たとえわずかな勝利の可能性があったとしても、リスクを冒してしまうのだ。
しかし、この会話は戦闘を中断させない。ジュラは木遁の技で攻撃を再開する。ボルトは何とか攻撃をかわすが、刀を奪われてしまう。師匠の遺志を軽んじる態度に憤慨したボルトは、渦彦螺旋丸で反撃。木の牢獄から脱出し、同じ一撃で神樹を撃ち抜く。
ジュラはウズヒコの螺旋丸を無効化し、戦いの主導権を取り戻す
このシーンはボルトが敵を倒したかのような印象を与えるが、勝利は長くは続かなかった。ジュラが再び姿を現し、宇髄彦の螺旋丸を完全に無効化する。彼によると、ボルトの技は、宇髄彦の螺旋丸を無効化したミニ尾獣爆弾と原理が似ているという。
戦いはまだ続いているものの、ジュラが明らかに優勢なまま、この章は幕を閉じます。緊張は高まり続け、ボルトの運命は不透明なままです。しかし、若き忍者の主人公としての姿は、ますます危険な試練に直面しながらも、彼が物語の中心的な役割を担っていることを改めて示しています。