ザック・クレガー監督は、次回作『バイオハザード』はシリーズお馴染みのキャラクターを起用せず、全く新しい方向性で展開することを明言した。カプコンのゲームの世界観を舞台に、従来の物語を繰り返すことなく、新たなストーリーラインを構築するという構想だ。不在キャラクターの中には、愛すべきレオン・S・ケネディもいる。
クレガー氏は、本作はゲームのルールと雰囲気を忠実に再現しつつ、新たな主人公やチャレンジも登場させると述べている。2026年9月の公開が予定されているこの映画は、ファンに大画面で他に類を見ない体験を提供することを目指している。

監督たちはバイオハザードの世界における革新に尽力しています。
監督によると、レオンをはじめとする古典的なヒーローを登場させないという決定は、原作から逸脱することを意味するものではない。むしろ、この物語は、このシリーズを有名にした緊張感とサバイバルのエッセンスを捉えることを目指している。新たなキャラクターを起用することで、映画は驚きの余地を残し、ゲームで既に確立されたストーリーとの直接的な比較を避けている。
シリーズの特徴であるサスペンスとホラーの雰囲気に注目
クレガー氏は、プレイヤーが暗く危険な環境に閉じ込められるという、ビデオゲームの緊迫感を画面上で再現することを目指していると強調した。その狙いは、観客を危険の旅へと導き、未知の恐怖と生存のための闘いを探求する脚本にある。
ソニー・ピクチャーズ・レーベルによる新たなリブート
本作は、ソニー・ピクチャーズの監修の下、リブート版『バイオハザード』シリーズ2作目となる作品です。監督に加え、クリーガーは脚本も手掛け、『ユーフォリア』で知られる俳優オースティン・エイブラムスが主演を務める予定です。公開は2026年9月18日を予定しており、お馴染みのストーリーを踏襲しないという点が、本作の特筆すべき点となることが期待されています。
フランチャイズのファンへのラブレター
監督にとって、この新たなアプローチは創造的な戦略であるだけでなく、ファンベースへの敬意の表れでもある。バイオハザードシリーズの世界観のエッセンスを守りつつ、同時に新たな要素を提示することで、本作はベテランファンと新規ファンの両方を満足させることを目指している。ゲームの雰囲気に溶け込むストーリーを描きつつ、シリーズを象徴する恐怖に、斬新で意外性のある視点を提供することを目指している。