映画芸術科学アカデミーは、第96回アカデミー賞授賞式において、宮崎駿監督とスタジオジブリの『サギの子』に長編アニメーション賞を授与しました。この作品は、『エレメンツ』、『ニモナ』、『ロボット・ドリームス』、『スパイダーマン:スパイダーバース』と同部門を争っていました。残念ながら、宮崎監督とプロデューサーの鈴木敏夫氏は授賞式に出席できませんでした。宮崎監督にとって、この作品は2003年の『千と千尋の神隠し』に続く2作目の受賞となります。
『少年と鶴』がアカデミー長編アニメーション賞を受賞
そのため、昨年の第95回アカデミー賞では、アニメ映画はノミネートされませんでした。湯浅政明監督とサイエンスSARUの『犬王』、石田裕泰監督とスタジオコロリドの『漂流記』、いしづかあつこ監督とマッドハウスの『さよならドン・グリーズ』は、同年の受賞候補作品でした。
概要
『少年と鷺』は、吉野源三郎1937年の小説に着想を得ています。原作は、人生の意味を見つける旅に出る15歳の少年コッパーの物語です。しかし、宮崎駿監督は、自身の映画では異なる物語を描くと明言しています。
こうして、『少年と鶴』は今年初め、第81回ゴールデングローブ賞の長編アニメーション部門を受賞しました。また、女性映画ジャーナリスト同盟(AWFJ)は12月31日に開催されたEDA賞において、長編アニメーション賞も受賞しました。さらに、第78回毎日映画コンクールは2月14日の授賞式に先立ち、本作が新しい創造的表現を提示したアニメーション作品に贈られる大藤信郎賞を受賞すると発表しました。
『少年と鶴』は2月22日にブラジルで初公開されました。さらに、この映画はアニー賞(長編アニメーション、監督、脚本部門)と英国アカデミー賞(アニメーション映画部門)にもノミネートされました。
出典:アカデミー賞