アクションRPGファンの間で新たな人気作『嵐が丘』が、まもなくSteamに登場します。中国のデベロッパーKuro Gamesによる本作は、4月28日にSteamで正式リリースされますが、待ちに待った方は既にウィッシュリストに追加可能です。1月にPlayStation 5向けに、そしてそれ以前にはEpic Gamesを通じてモバイルデバイスとPC向けにリリースされており、今回のリリースにより、本作の存在感はさらに高まります。
印象的なビジュアルとハイテンポな戦闘で、このゲームは瞬く間にオンラインで注目を集めました。2024年初頭にはゲームプレイ動画が公開され、鮮やかなグラフィックと、戦闘中のキャラクター切り替えと白熱したアクションを融合させたダイナミックなメカニクスが明らかになりました。アニメ調のスタイルと神秘的な世界観は、このジャンルのファンに強く響く雰囲気を生み出しました。
クロゲームズの賭けは原神ファンをターゲットに
2024年5月にリリースされた『嵐を呼ぶ波濤』は、『原神』ブームへの直接的なレスポンスとして市場に登場しました。両作品は、オープンワールド、ガチャシステム(ランダム報酬モデル)、アニメ風のビジュアルスタイル、そして没入感のある物語といったコア要素を共有しています。さらに、どちらも中国のスタジオによって開発されているという事実が、当初から両者の比較を強めていました。
しかし、Kuro Gamesの本作は、より緊迫感のある戦闘アプローチで他とは一線を画しています。プレイヤーは、荒廃した世界で記憶を失った主人公、ローバーを操作します。ミッションは明確です。レゾネーターと呼ばれる仲間を集め、スクリーミングソウルと呼ばれる神秘的な勢力間の戦争によって荒廃したエリベール大陸に平和を取り戻すことです。
激しいゲームプレイと終末後の世界設定
『嵐が丘』の魅力の一つは、縦方向のゲームプレイと戦闘中のコンボの可能性にあります。空中でキャラクターを切り替え、滑らかさを失わずに攻撃を繋げることで、スリリングな戦闘が繰り広げられます。このダイナミックな動きは、このジャンルのゲームにさらなる戦略性を求めるプレイヤーにとって特に魅力的でした。また、初心者には分かりやすく、ベテランにはやりがいのある進行システムも魅力です。
ストーリーはドラマチックな雰囲気を醸し出し、テクノロジー、ファンタジー、そして壮大な遺跡が融合した終末世界を舞台にしています。ローバーの旅は謎に満ち溢れ、主人公の過去と周囲の世界の秘密が明らかになる発見が続きます。そのため、この世界は現在も構築中であり、アップデートや季節ごとのイベントを通じて拡大していく可能性があります。
Steamが東洋ガチャの新たな舞台に
Steamでの『嵐が丘』のリリースは、 PCにおけるガチャゲームの新たな時代を告げるものです。Valveのプラットフォームは、これまでモバイルに限定されていたアジア系作品の注目を集めています。Kuro GamesのRPGに加え、魅力的なビジュアルの着せ替えゲーム『Infinity Nikki』も、Steamでわずか1日後の4月29日にリリースされます。
正式リリース前に3,000万人を超える事前登録数を誇る『嵐が丘』は、業界の巨人たちに匹敵する実力を備えていることを証明しました。魅力的なストーリー、魅力的なキャラクター、そして革新的な戦闘へのこだわりは、Kuro Gamesが他社の成功の波に乗るだけでなく、独自の成功を生み出していることを示しています。