スタジオジブリのスタイルを模倣した人工知能制作の動画が公開され、ソーシャルメディアは大騒ぎとなっているトム・クライヴ氏が制作したこの動画は、 AI生成アニメーションへの嫌悪感を公言している宮崎駿監督のファンの間で激しい怒りを巻き起こしている
論争の発端は、あるメディアが『千と千尋の神隠し』 (2001年)の千尋とハクに似たキャラクターが登場する動画を共有したことだった。メディアによると、アーティストはスタジオジブリの許可なく、スタジオジブリの素材を使ってAIツールを学習させたという。このことが、こうした技術の利用倫理に関する議論を再燃させた。
これがAIアニメーションか。見ていて不安になる……。
— キャツカ(@catsuka) 2025年2月17日
ジブリが自分たちの作品をこんなツールの訓練に使うことを許可したとは思えない。
宮崎駿監督がこんな動画を見ることがないように願うばかりだ… pic.twitter.com/SfI2l9ob5w
『フュリオサ/マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2024年)や『エイリアン:ロミュラス』(2024年)などの映画を手がけたトム・クライヴ氏は、これらのビデオは「ムードフィルム」の一部であり、MidjourneyやLuma Ray 2などのツールを使用したと説明した。スタジオジブリからインスピレーションを得たとは言及しなかったものの、インターネットユーザーからはすぐに類似点が指摘され、盗作だと非難された。
これを見て大丈夫だと思う人がいるのか理解できません。これは、アーティストに対する最も「いいね!」されたコメントの 1 つでした。
宮崎駿はAIの活用についてコメントした
多くのファンにとって、宮崎駿監督のAIに関する見解を考えると、AIの使用は特に不快なものです。しかし、2016年のドキュメンタリー映画の中で、宮崎監督はAI生成アニメーションを「生命への侮辱」と断言しました。感情のない機械が人間の芸術を模倣しようとするなど、全くもって不条理な行為だと宮崎監督は考えています。
一方で、多忙な日々を送る日本のアニメーターにとって、AIは貴重なツールになり得ると主張する人もいます。しかし、これらの技術の利用倫理に関する議論は、いまだにコンセンサスが得られていません。特に、多くのAIモデルが、実在のアーティストの作品を許可なく学習させていることが挙げられます。これは盗作とみなされるのでしょうか?
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出典: X (Twitter)