Pokémon GOは、ブラジルおよび近隣諸国におけるゲームの存在感を高めるための新たなキャンペーンを発表しました。gamescom latam 2025で発表された「Pokémon GO:私たちの言語」と題されたこのキャンペーンは、言語に関わらず、ポケモンの世界への情熱を共有するプレイヤー間のコミュニケーションを促進することを目的としています。
キャンペーンに付随する動画では、ブラジルを訪れたメキシコ人プレイヤーのザビエルと、言葉は通じないながらも絆を深めていくブラジル人トレーナーのガブリエルの出会いが描かれています。2人はゲーム内の表現やカイリキーやハウルチャといったポケモンの名前を使ってコミュニケーションを取り、協力バトルへと繋がる物語は、ゲーム体験によって育まれる繋がりの力を描き出しています。
言葉のないつながりが地域社会を結びつける
この番組はラテンアメリカ全域で放送され、あえて字幕は使用しません。これは、ゲーム内の日常の瞬間でさえ、トレーナー同士がお互いを理解するのに十分であることを示すためです。字幕がないことで、Pokémon GOはファンにとって世界共通語であるというキャンペーンの主張が強調されます。
この動画は、カーブボールの動きのようなシンプルなジェスチャーが、プレイヤー間の文化的なアイデンティティとなる様子を独創的に示しています。この自然な視覚的コミュニケーションは、発売以来ゲームの重要な要素であり、今や開発元であるNianticによる新たな物語の中心となっています。
同社によると、前回の動画「ブラジルでPokémon GOを再発見」の成功を受けて、キャンペーンをブラジル全域に拡大したとのことです。2024年のキャンペーンが好評だったことから、プレイヤーとブランドの感情的なつながりを強化することを目指し、より大きな一歩を踏み出すことになりました。
キャンペーンのリーチを最大化するため、デジタル領域を超えて展開します。地下鉄、バス停、その他の公共スペースの広告には映画のワンシーンが使用され、多様な視聴者のエンゲージメントを高め、コンテンツの地域性を強調します。
ゲームにはキャンペーン内の特別なアクションが含まれています
Pokémon GO内でも、キャンペーンはテーマに沿った報酬で展開されます。ラテンアメリカのプレイヤーは「私たちの言語」タイムドリサーチに参加でき、動画に登場するポケモンとの遭遇やボーナス経験値などの報酬が含まれます。
これらの取り組みは、現実世界とデジタル世界の融合を目指しており、これはゲームでも以前から採用されている戦略ですが、今回はより地域に重点を置いたものとなっています。プレイヤーが映画で語られる物語とアプリ内での旅を体験できるようにすることが狙いです。
さらに、物語に登場するポケモンの存在は、CMのフィクションとユーザーの日常生活との繋がりを強めています。トレーナーが物語の一部となり、そこに自身の経験が反映されていると感じてもらうことが狙いです。