『進撃の巨人』の作者、諫山創がアニメのダークな結末の理由について語った。以下、ファイナルシーズンのネタバレ注意!
アニメ最終話は11月4日(土)に放送され、エレン・イェーガーの死に伴う地鳴らしの終焉を象徴するものでした。エピローグでは、極右イェーガー主義者の一団がエルディアを守るために民兵を結成し、同じ争いのサイクルが繰り返されようとしていることを示唆しています。
エンディングクレジットでは、物語は数百年にわたって社会と技術が発展し、最終的には文明を壊滅させたかのような核爆発に至ります。
ニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで、物語の結末について、ハッピーエンドで終わるのは信じられないと語った
「戦争が終わってすべてがうまくいくというハッピーエンドもあったかもしれない」と諫山氏は語った。「それはあり得たかもしれないと思う。同時に、戦闘や紛争そのものの終焉は、ある意味信じられないような気がする」
“こんなの、ちょっと信じられない。今の世の中ではあり得ない。そして残念ながら、私はそんなハッピーエンドを諦めざるを得なかった。“
諫山創は2009年に講談社の別冊少年マガジンで漫画を連載開始し、2021年4月に連載を終了した。そして、2021年6月に最終巻となる第34巻が発売された。
概要
一世紀以上の平和が訪れた後、人類はシガンシナ区に突如現れた巨人と対峙する。エレン・イェーガー、彼の養妹ミカサ・アッカーマン、そして幼馴染のアルミン・アルレルトは、ウォール・マリアを突破した、高さ60メートルの巨人「超大型巨人」と、それよりも小型の「鎧の巨人」の出現を目撃する。巨人たちは街を侵略し、街を壊滅させる。エレンの母親は目の前で食い尽くされ、命を落とす。しかし、ハンネスは彼を捕らえ、エレンとミカサの家から連れ去る。数年後、ハンネスは復讐を誓い、全ての巨人を殲滅することを決意し、調査兵団に入団する。
作者は『進撃の巨人』の公式ツイッターアカウントでもコメントし、アニメ化の最終回についてのメッセージを送った。
出典:ニューヨーク・タイムズ( NME)