ヴラド・ラヴ - 新PVと押井守によるコメント

アニメ『ヴラド・ラブ』の押井守総監督( 『攻殻機動隊』)によるコメンタリーが公開された。全12話構成の超自然コメディは12月18日に公開される。

押井守コメント

「ガール・ミーツ・ガール」をシリアスに描きたかったんです。人と人の繋がりがテーマなんです。だから「血」なんです。「血の繋がり」とか「血の友」とか、そういう言葉もありますけど、僕は真剣に血をテーマにした物語を描きたかったんです。それで「吸血鬼」なんです。血を吸うことは象徴的な行為かもしれないけど、いろんな意味で象徴的な「血」の物語を描きたかったんです。吸血鬼を描くということは、同時に異文化の物語でもあるんです。異文化、いわゆる「人外」。彼らは人間でありながら、人間ではない。ある種の宿命として他者のために犠牲にされ、他者の犠牲によってしか生きられない存在でもある。これは、異なる存在同士が出会い、どのように繋がっていくのかを描いた物語です。血の話となると、どうしても暗くなりがちですが、僕は少し軽快なタッチで描きたかったんです。

『ヴラド・ラブ』は年央に初公開予定でしたが、 COVID-19の影響で延期されまし公式で無料配信されます。

概要

高校生の番場貢は、献血の大切さを信じている。彼女は血液銀行に通い、献血をしていたが、看護師からいつもひどい扱いを受けていた。ある日、彼女は血液銀行で、外国人のような美しい少女と出会う。青白い顔立ちの少女は、今にも倒れそうだったが、血液銀行を破壊し始めた。少女は意識を失い、貢は彼女を家に連れて帰るのだが…。

『ヴラッド・ラブ』は全12話構成。押井守が総監督・脚本を務め、プロダクションI.GDRIVE。川井憲次が音楽を担当する。

出典:クランチロール

フォローする:
ジャーナリストで、映画、アニメ、マンガが大好きです。良質なドラマと、ありきたりな異世界ものが大好きです。よろしくお願いします!